松岡圭祐作品ヒロイン比較
松岡圭祐氏の作品には様々な登場人物たちが存在します。
その中でも頑張っているヒロインたちは作品の大きな魅力です。
今回は松岡作品のシリーズに登場するヒロインたちを紹介します。
松岡作品とは?
エンターテイメント小説といえばこの人!というくらい面白い作品を書く作家さんです。
出版のペースがやたら早いことでも有名です。
そして、一度出した作品を、新たにその時代の背景に合わせて書き直して再出版することでもおなじみです。
なので「完全版」みたいなものがやたらと多い・・・。
読む順番もまとめましたのでそちらの記事もご覧ください。
温和なシリーズのヒロイン
千里眼のようにアクションが目立つ松岡作品ですが温和なシリーズもたくさんあります。
万能鑑定士Qシリーズを代表とする「人が死なないミステリー」です。
これはこれで安心して読むことができます。
読み手の心がすさんでいるとき、このシリーズを読むとホッとするはずです。
凜田莉子(りんだ りこ)
『万能鑑定士Q』
鑑定士。
自身の店舗を持ちます。
幅広い知識と論理的思考(ロジカルシンキング)で様々な問題に立ち向かいます。
上京するまでは落ちこぼれでした。
とあるリサイクルショップのオーナーとの出会いから物事の考え方を学び、開花していきます。
浅倉 絢奈(あさくら あやな)
『特等添乗員α』
旅行会社の添乗員。愛嬌がよい。
水平思考(ラテラル・シンキング)を武器に活躍します。
「閃きの小悪魔」という別名を持っています(すごいネーミング!)。
凛田莉子とは異なり、閃きによって様々な視点を使って答えを導き出す考え方を使います。
莉子とは共に認め合う仲です。
杉浦 李奈(すぎうら りな)
『écriture 新人作家・杉浦李奈の推論』
売れないライトノベル作家。
すでに何冊か本を出版しています。
様々な文学の幅広い知識を持っています。
高い地位や過剰な能力を持っているわけではありません。
しかし、巻が進むにつれて成長していくさまが読者をひきつける存在です。
水鏡 瑞希(みかがみみずき)
『水鏡推理』
文部科学省の新人職員。一般職。
正義感が強すぎて組織の枠からはみ出してしまうタイプ。
他のシリーズよりも勧善懲悪が際立っています。
推理力を使って権力を持つ者どもに立ち向かい不正を暴いていきます。
バイオレンスなシリーズのヒロイン
松岡作品の魅力でもあるエンターテイメント性。
そのなかでもアクションが中心のシリーズが数多くあります。
悪者をやっつけてくれるので読んでいてスカッとする作品たちです。
岬 美由紀(みさき みゆき)
『千里眼シリーズ』
かつては航空自衛隊に所属していました。現在は臨床心理士として活躍しています。正
義感が強く、行動力が超人的です。動体視力がやたら高い女性です。
松岡作品の看板シリーズのひとつ。
その主役で様々な読者から愛されている存在です。
紗崎 玲奈(ささき れな)
『探偵の探偵』
探偵。調査の腕もよく、器用で機転が利きます。
攻撃的で躊躇することがありません。
とある探偵を追うために自身も探偵をやっています。
優莉 結衣(ゆうり ゆい)
『高校事変』
凶悪犯罪者を父に持つ女子高生。高校生なのに公安警察からマークされている。
身体能力も高く、武器の扱いにも精通している。機転も高い。
こんな環境で育った彼女だが優しさが垣間見られる。
少しずつ他者に対して心を開いていく。
全ヒロインの共通点
美人。
しかし、どのヒロインも完ぺきではありません。
莉子のように自信がなかったり、美由紀や結衣のように何かが欠けていたり。
そういうところが彼女たちを応援したくなるのかもしれません。
男性が主役の作品もある
松岡作品では女性が主役であることが多いです。
しかし、なかには男性が主役のシリーズもあります。
『グアムの探偵』
主人公のレイはグアムで祖父・父親と一緒に探偵業を営んでいます。
もちろん男前です。
男前なのは見た目だけではありません。
行動や考え方がカッコいいのです!
ぜひ『グアムの探偵』も読んでみてくださいね。
オススメです。
まとめとして
今回は松岡圭祐作品のヒロインを紹介しました。
彼女たちはシリーズの垣根を越えて様々な作品に登場しています。
それが松岡作品の魅力のひとつでもあります。
お気に入りの作品&ヒロインを見つけて、松岡ワールドを楽しんでください。
よかったら参考にしてみてくださいね。