『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論Ⅶ 』の紹介
松岡圭祐氏のミステリ小説『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論』第7巻の紹介です。
このシリーズのテーマは文学・本です。
小説家である主人公の李奈が様々な事件を追っていきます。
シリーズもすでに7作目。
これまで多くの事件を解決してきました。
解決する力だけでななく人として成長していく李奈。
前作から新たな助っ人も登場しました。
今回はどのような活躍がみられるのでしょうか?
松岡圭祐氏の新シリーズミステリー『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論』も今作で7冊目です。
今回は『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅶ レッド・ヘリング』を紹介します。
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論シリーズとは?
松岡圭祐のシリーズミステリーです。
松岡氏といえば『千里眼』や『万能鑑定士Q』でおなじみの小説化です。
今シリーズでは小説家が主人公。
テーマも文学や書籍に関するものとなっています。
一見難しそうなテーマですが、詳しくない人も楽しめる作りになっています。
他の松岡作品同様に伏線&回収がみごとです。
読んでいて気持ちのよいシリーズです。
今回発売された 第7巻の紹介
小説家として順調に成長を見せている李奈。
引っ越しもして心機一転。
新刊も出して評判も上々。
しかし、ここにきて様々な事件が李奈の足を引っ張ります。
李奈の名前で評判を下げるような言動が世に広まっていきます。
これは何?
安心してください。
李奈には助っ人がいます。
万能鑑定士Qの莉子が今回も登場します!
今回のテーマは『新約聖書』。
どのような形ではなしに盛り込まれるのでしょうか?
今回も松岡圭祐氏の伏線&回収は必見です。
レッド・へリングとは?
サブタイトルである「レッド・へリング」とはいったい何のことなのでしょうか?
「レッド・へリング(red herring)」とは直訳すると「赤い・ニシン」。魚のニシンです。
イギリスにはニシンを燻製にした料理があります。
燻製ニシンは匂いが強く「注意を逸らす」「ごまかす」という意味で使われています。
これはミステリ小説で使われる用語です。
読者や登場人物に特定の事柄が注目されないために他の事柄を使ってごまかすということ。
真犯人に目が向かないように怪しい言動をする犯人ではない登場人物を使ったり、状況を用意したりする。
これまでの作品
1~6巻までの紹介です。
簡単に紹介していきます。
1巻の紹介
シリーズ第1巻。
有名作家と盗作騒動のおはなしです。
2巻の紹介
シリーズ第2巻。
失踪事件と横溝正史。
3巻の紹介
シリーズ第3巻。
孤島で起こる密室殺人。
もちろん?アガサクリスティ『そして誰もいなくなった』のオマージュ!
4巻の紹介
シリーズ第4弾。
本と盗作問題のはなし。
5巻の紹介
シリーズ第5弾。
李奈と莉子。
万能鑑定士Qの凛田 莉子が登場!
6巻の紹介
シリーズ第6弾。
芥川と桃太郎。
李奈も成長!ステップアップ。
まとめとして
今回は松岡圭祐の『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅶ レッド・ヘリング』を紹介しました。
今作のキーワードは『新約聖書』です。
この本が意味しているものは何なのでしょうか?
さらに成長していく李奈。
謎解き多めで心地よいテンポで進んでいきます。
よかったら読んでみてくださいね!