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『天山の巫女ソニン』2つの外伝&漫画版!オススメ良質ファンタジー小説

『天山の巫女ソニン』外伝の紹介

『天山の巫女ソニン』をご存知ですか?

2006年に講談社から発売された菅野 雪虫の児童書です。

東洋風のファンタジー小説です。

うすっぺらいファンタジー小説はなく、人をしっかりと描いている作品です。

ここでは『天山の巫女ソニン』外伝の紹介します。

 

 

 

天山の巫女ソニンとは?

 

菅野 雪虫による東洋風ファンタジーです。

児童書として全5巻で出版されたものです。

 

あらすじ

東洋風の3つの国が舞台です。

落ちこぼれの巫女であるソニンが様々な出来事に巻き込まれていきます。

とある出来事がきっかけで不思議な力を手にします。

 

――ある日ソニンは、王子であるイウォルが落とした守り袋を拾いました。

王子は喋ることができなのですが、ソニンは袋に触れた瞬間、王子の声が聞こえたのです――。

 

運命に翻弄されつつも明るく誠実に生きるソニン。

どのような出会いが待っているでしょうか?

 

巫女の修行をしていたソニンが様々な人たちと出会い成長していくというストーリー。

残虐なシーンはなく、子どもに読ませたいファンタジーといえます。

 

 

漫画版『天山の巫女ソニン』

漫画版もでています。

 

 

『天山の巫女ソニン~落ちこぼれの巫女が王宮に入って国を救った上に王子たちに愛されてます~』

 

ライトノベルみたいなタイトルになってる・・・・

小説本編は古き良き児童書を思い浮かべられる良書です。

せっかく小説版は名作なのに・・・。

絶対に損をしている。

 

キラキラした絵柄が嫌でなければ読んでみるとよいです。

 

菅野 雪虫作品は実際に読んでみて、情景を自分でイメージすることが楽しい小説です。

自分なりの『天山の巫女ソニン』像が出来上がってから漫画版を読むべきです。

小説版 ⇒ 漫画版という順で読むことをオススメします。

 

 

2つの外伝小説

『天山の巫女ソニン』には外伝が2つ存在します。

・天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

・天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子

 

本編の舞台となる世界には3つの国があります。

・主人公のソニンが暮らす「沙維(サイ)」

・巨山王の一人娘イェラがいる「巨山(コザン)」

・海竜商会のクアンがいる「江南(カンナム)」

主人公がいる「沙維」以外の国の魅力的な2人がメインのはなしです。

 

 

天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

孤高の王女イェラがソニンと出会う前のおはなしです。

 

外伝ではありますが、ひとつの作品としても秀逸です。

本編では孤高の女王として描かれていたイェラがどのようにしてここまできたのか?

『巨山外伝 予言の娘』を読むと、本編を読み返したくなります。

 

読む順番は「本編⇒外伝」でも「外伝⇒本編」でもどちらでもOKです。

 

 

天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子

クワンの波乱にみちた再生の物語

 

 

江南の海を牛耳る『海竜商会』。

少年クアンは海竜商会の一員として何不自由なく幸せな日々を送っていました。

しかし、彼が落としたアクセサリーがきっかけとなって湾に毒が流されてしまいます。

この出来事のせいで彼はすべてを失ってしまうのです。

 

人々の心をひきつける青年クアンにはどのような過去があったのか?

彼はどのようにして再生していくのか?

 

読む順番は「本編⇒外伝」がオススメです。

本編だけでも成立している作品です。

しかし、本編のクアンの活躍を知ってから外伝を読むと深みが増します。

 

 

まとめとして

今回は『天山の巫女ソニン』の外伝小説を紹介しました。

どちらの外伝も本編を補完するだけではなく、ひとつの小説として魅力的なものとなっています。

 

読む順番は「本編⇒外伝」「外伝⇒本編」どちらでもOK。

オススメは「本編⇒外伝⇒本編」。

 

東洋風ファンタジーをお探しの人は読んでみてください。

良かったら参考にしてみてくださいね。

 

 

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