『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 』の紹介
松岡圭祐氏のミステリ小説『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論』第6巻が発売されました。
このシリーズのテーマは文学です。
売れない小説家の女性が事件を追っていきます。
作中には様々なジャンルの名作が登場します。
今回は『桃太郎』です。
あの桃太郎ですが、芥川龍之介が書いた『桃太郎』です。
そんな本があるの?と思われるかもしれません。
松岡圭祐の小説で読むことができるのです。
『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅵ』で読むことができます。
今回は6作目である『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅵ 見立て殺人は芥川』を紹介します。
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論シリーズとは?
『千里眼』や『万能鑑定士Q』シリーズの松岡圭祐の小説です。
今度のシリーズは小説家が主人公!
文学がテーマですが、詳しくない人も楽しめる作りになっています。
他のシリーズでもそうですが、伏線とその回収がみごとです。
読んでいて気持ちの良いシリーズです。
今回発売された 第6巻の紹介
都内某所でとある事件が起こりました。
被害者の胸には『桃太郎』の本が。
これは何を意味しているのでしょうか?
さらに、主人公である小説家の李奈が自分の家族の問題に直面します。
もちろん、小説も売れません。
桃太郎に見立てられた事件と李奈の家族のはなし。
2つの悩みが同時に李奈はどう立ち向かうのでしょうか?
松岡圭祐氏の伏線&回収は読んでいて気持ちがいくらい見事です。
ラストはすっきりすること間違えなしです!
これまでの作品
1~5巻までの紹介です。
簡単に紹介していきます。
1巻の紹介
シリーズ第1巻。
有名作家と盗作騒動。
文学の知識がたくさん詰まっています。
2巻の紹介
シリーズ第2巻。
失踪事件のはなし。
今回も文学の知識がたくさん詰まったミステリです。
3巻の紹介
シリーズ第3巻。
孤島で起こる殺人事件。
アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュです。
4巻の紹介
シリーズ第4弾。
盗作問題。
誰が真似した?とういう問題以外にも「どこからどこまでが盗作?」という難しい問題も織り交ぜつつ物語が進んでいきます。
5巻の紹介
シリーズ第5弾。
李奈と莉子。
万能鑑定士Qの凛田 莉子が登場します。
2人とも成長しています。
まとめとして
今回は松岡圭祐の『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅵ 見立て殺人は芥川』を紹介しました。
今作のキーワードは芥川龍之介の『桃太郎』です。
この作品が意味しているものは何なのか?
読めば読むほどはまっていく松岡圭祐氏の小説。
伏線も見事に回収していきます。
主人公の李奈の成長も見逃せません!
よかったら読んでみてくださいね!