イラストも内容も優しい絵本。どんな子にオススメ?
中川ひろたか(文)&村上康成(絵)の絵本をご存知ですか?
イラストを見れば「見たことある!」と思うはずです。
今回は『ピーマン村』シリーズを紹介します。
プレゼントにも最適です!
『ピーマン村』シリーズとは?
判型:B5変型判/サイズ:20.7×22.2cm
・ピーマン村の絵本たち
・ピーマン村のおともだち
の2つのシリーズがあります。
対象年齢は?
対象:3歳くらいから
※あくまで目安。それ以前でも以降でもOK。子どもの興味にあわせて。
ちなみに3歳くらいの子は、
・ストーリーに目を向けるようになる
・幼稚園に行き始める=団体生活がスタートする
幼稚園児にオススメ
① 絵が分かりやすい
絵本を選ぶときに大切なポイントである絵を見ているだけで物語が感じられるということを十分に満たした作品です。
② 共感しやすい
幼稚園が舞台の作品です。3歳~5歳くらいの子であれば、本の内容が自分の生活や感情に近いので共感しやすいというメリットがあります。
シリーズで出ている本は?
本シリーズはどのような本が出ているのでしょうか?
ピーマン村の絵本たち
幼稚園の子どもたちと園長先生が登場します。
いろんな季節や行事を過ごす様子が楽しいシリーズです。
1 さつまのおいも
「来る日」に備えて何かを準備しているおいも。
何のために真面目に身体を鍛えているのでしょうか?
おいもがかわいらしく、愉快な作品です。
2 たなばたプールびらき
七夕とプールのはなし。
子どもたちが七夕の願い事を書きました。
それを見た織姫と彦星が天の川のプールに子どもたちを招待してくれました。
「七夕」ってなんだろう?
すごくキラキラした作品です。
3 クリスマス・オールスター
クリスマスのはなしです。
みんな大好きなクリスマス。
参加したいのは子どもだけじゃありませんでした。
「オールスター」って誰のこと?
みんなで一緒にクリスマスをやっちゃおう!
ドタバタのすてきな作品です。
4 みんなともだち
卒園がテーマです。
大人は卒園を頭で理解しています。しかし、子どもはどのように「友達との別れ」を理解すればよいのでしょうか?
やさしく、わかりやすく教えてくれます。すてきな作品です。
5 えんそくバス
遠足のはなし。
遠足の準備をしているとワクワクして眠れなくなりますよね。
今回、眠れなかったのは園長先生でした。
読むだけで遠足をした気分になれる作品です。
6 よーいどん!
運動会ってなに?
いろんな種目のたびに園長先生がダジャレ?を言ってくれます。
身体を動かすのが好きな子も苦手な子も、運動会の楽しさに気づける作品です。
7 おおきくなるっていうことは
子どもたちも年齢を重ねるたびに、身も心も成長していきます。
「大きくなる」ってどんなことなんだろう?
大人が当たり前に感じていることを教えてくれます。
8 おばけなんてこわくない
キャンプの夜にみんなできもだめしをすることになりました。
園長先生は「怖いものなんてない」と言っていますが・・・本当なのでしょうか?
じゃあ、園長先生を驚かせちゃおう!
そんなイタズラな子どもたちが大好きな作品です。
9 あけましておめでとう
なんだかよく分からないけれど特別な日である「正月」。
日本の分化やしきたりを楽しく教えてくれる作品です。
10 かえってきたカエル
幼稚園でカエルを飼うことになりました。
そのカエルが逃げ出した!どうしよう!
みんながドタバタする様子が楽しい作品です。
11 おには うち!
節分のはなしです。
私たちは「鬼は外・福は内」と言っています。
しかし、本当にそれはあっているのでしょうか?
鬼は全員悪者なのでしょうか?
では人間は?
いろいろ考えさせられる作品です。
12 おつきみうさぎ
お月見のはなしです。
ススキ畑にウサギがいました。
なんだかウサギが光ってる。
このウサギを幼稚園に連れていくことにしました。
不思議な作品です。
お月見自体が失われつつある行事です。
それを分かりやすく教えてくれます。
ピーマン村のおともだち
幼稚園の行事がテーマの絵本シリーズです。季節感が感じられる作品ばかりです。
おばあちゃん すごい!
突然、幼稚園におばあちゃんがやってきました。
けん玉、お手玉、いろんな遊びが得意です。
みんなは「すごい!」と尊敬のまなざし。
でも、このおばあちゃん誰?
とてもユーモアな、いろんなことを考えさせられる作品です。
ようこそうみへ
海遊びのはなし。
海を満喫しよう!いろんな遊びが描かれています。
海を知らない子に「海」について説明するのは意外と難しいことです。
この作品では、素敵な絵で楽しく夏の海を教えてくれます。
おとまりのひ
お泊り会のはなしです。
お風呂や花火など、夏の楽しさがギュッとつまっています。
今回も突っ込みどころ満載で楽しい作品となっています。
きょうはたんじょうび
園長先生が桜の木の下で子どもたちの写真を撮ってくれました。毎月同じ場所で写真を撮って、それを見ながら1年の内に何があったかを教えてくれます。
「1年が経つってどんなことなんだろう?」
とてもやさしい時間が流れている作品です。
グッズなど
人気シリーズなので、関連グッズが多く出ています。
ピーマン村 体操CDブック
「ピーマン村の絵本たち」にちなんだ歌が収録されています。
ピーマン村 ポストカード
絵本の名場面がポストカードになったものです。
額に入れてインテリアにしても素敵です。
ピーマン村 すごろく&かるた セット
こんなセットもあります。
これで1,000円ちょっとです。
単品でも売ってます。
まとめとして
今回は中川ひろたか&村上康成『ピーマン村』シリーズを紹介しました。
大人気シリーズなのでご存知の人も多いと思います。
図書館にもありますが、全巻そろっているところって少ないんですよね・・・。
子どもからも大人からも愛されるシリーズ「ピーマン村」。オススメです。