のっぺらぼうのオススメ絵本&児童書
のっぺらぼう。誰もが知っている、顔のない妖怪です。そんな怖い のっぺらぼうは昔から愛されてきました。今回は、のっぺらぼうが主役の絵本&児童書を紹介します。オーソドックスな内容から、今っぽいものまで、様々なタイプの本があります。お気に入りの一冊を見つけてみてください。
のっぺらぼうとは?
パッと見は人間そっくり。でも、顔がありません。それが「のっぺらぼう」。
有名な妖怪ですが、タヌキやキツネ、ムジナが人間を化かしたものとして描かれることもあります。
似た名前で「ぬっぺふほふ」という妖怪がいます。この妖怪も顔がないのですが、全身の肉が垂れたような、肉の塊のような、顔と身体の境目が分からない外見です。
本の紹介【絵本】
それでは、絵本の紹介をしていきましょう。まずは絵本から。
のっぺらぼう
暗い山の中で のっぺらぼう に出会いました。慌てて街に降りていった主人公。しかし、そこにも のっぺらぼうが・・・。正統派。昔から語り継がれてきた話しです。
【 3 歳~】
のっぺらぼう
「おばけ話のスタンダードを子どもたちに伝える」がコンセプトのシリーズ絵本です。ただ恐がらせるための本ではなく、怪談話に込められている人間への戒めや教訓などが しっかりと入っています。
怖いだけではなく、ちゃんと安心して読み終えられる仕組みがあります。安心して読んでいってください。
【 5 歳~】
わがはいは のっぺらぼう
朝はきゅうりのパック。メイクをしたら とびきり美人に変身。夕闇の町にくり出した のっぺらぼうは、今日も人間を驚かせます。それが、のっぺらぼうの仕事です。
のっぺらぼう(姐さん)の暮らしぶりを垣間見ることのできる楽しい絵本です。
【 3 歳~】
本の紹介【児童書】
意外に児童書の方が「のっぺらぼう」の本が多いです。のっぺらぼうの不気味さが分かる年ごろだからこそ興味が向くのかもしれません。
ようかいむかし話 のっぺらぼう
まったく怖くない、のっぺらぼうの話しです。人を驚かせることが好きな、のっぺらぼう。彼(?)が巻き起こす事件とは?
イラストも話しも まったく怖くない本です。
【 小学校低学年~】
ぞくぞく村の のっぺらぼう ベラさん
おなじみ「ぞくぞく村」シリーズにも「のっぺらぼう」がいます!それがこの本。
おばけだけが暮らしている「ぞくぞく村」。その村には人気のカフェテリアがあります。店主は、のっぺらぼうの ベラさん。ある日、優しいベラさんは、寂しそうにしている妖精のレロレロの力になろうとします。はたしてレロレロは元気になるのでしょうか?
【 小学校低学年~】
ちびまる子ちゃんの落語 のっぺらぼう
ご存じ「ちびまる子ちゃん」のキャラクターが古典落語を紹介してくれます。この巻では、怖い話を紹介してくれます。「のっぺらぼう」「ろくろっ首」「そろそろ」など。
野口さんが表紙!それだけで見ものです。
【 小学校低学年~】
のっぺらぼうの おじさん
主人公の少年は、夕方の公園で のっぺらぼうの おじさんと出会います。少年は おじさんの顔を描いてあげることにしました。
小学校1年生から読めるほんです。ちょっと怖くて、でも優しいお話し。前半はホラーですが、後半は いい話。笑えるところもあります。
【 小学校低学年~】
のっぺらぼうの かがみ
「ゆうれいたんていドロヒュー」シリーズ。順番を気にする のっぺい。彼と仲良くなって家まで遊びに行きました。彼の正体は のっぺらぼう。顔を奪われてしまいました。はたして主人公は自分の顔を取り返すことができるのでしょうか?
このシリーズでは、クイズがたくさんあり、楽しみながら読み進めることができます。
【 小学校低学年~】
ようかいものとりちょう
お江戸が舞台の冒険活劇。今回の事件は、さらわれた のっぺらぼうの子どもを助けるというもの。主人公は、岡っ引きのコン七(九尾のキツネ)。はたして、のっぺらぼうの子は助かるのでしょうか?
【 小学校低学年~】
その他
その他にも、こんな本があります!絵本ではないのですが、これもまた面白いです。
よりぬき英語で読む日本昔ばなし
のっぺらぼうのストーリーが分かったら、今度は英語でチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。この本は大人向けですが、お家の人と一緒に挑戦してみましょう!
まとめとして
今回は、のっぺらぼうが主役もしくはモチーフの絵本&児童書を紹介しました。鬼や河童と比べると出版数は少ないです。しかし、昔から皆に愛され、みんなが知っている妖怪、のっぺらぼう。子どもと一緒に読んでみるのも面白いはずです。
よかったら参考にしてみてくださいね。