オススメの妖怪怪本の紹介『広瀬克也』
絵本にも様々なジャンルがあります。
その中でも根強い人気がある「おばけ」「妖怪」の本。
水木しげる御大以外にも、たくさんの作家たちが妖怪を描いています。
ここでは、広瀬克也さんの妖怪シリーズを紹介します。
愛嬌のある、でもしっかりと細かいところまで描かれている絵。
一度は目にしたことがあるはずです。
『広瀬克也の妖怪』シリーズとは？
2011年から始まった人気シリーズです。
リアルというよりは愛嬌がある妖怪たちが登場します。
愛嬌があるといっても単純化された絵ではなく、しっかりと書き込まれている絵が特徴的です。
広瀬克也とは？
イラストレーターとして活躍されていました。
ある日、五味太郎さんから「絵本を作ってみたら？」と言われます。
1作目は「クレヨンハウス絵本大賞」で優秀賞を取った『おとうさんびっくり』です。
その後『日本の妖怪ずかん』という本で挿絵を担当してから妖怪の絵本を描くようになりました。
広瀬克也の妖怪シリーズ
このシリーズの絵本には様々な妖怪が登場します。
ここでは発売された順に紹介していきます。
もちろん、どの本から読んでも楽しめます！
妖怪横丁
おつかいをたのまれた男の子が妖怪横丁に迷い込んでしまいます。
商店街には妖怪たちがひらいているお店が立ち並んでいます。
男の子は無事におつかいを済ませられるのでしょうか？
ビックリするくらいたくさんの妖怪たちが登場する絵本です！
妖怪遊園地
主人公の男の子は手紙を出すように頼まれました。
途中で、チンドン屋から本日オープンの「妖怪遊園地」に誘われます。
行ってみると、本当に妖怪がやっている遊園地でした。
店員も遊園地自体も妖怪です。
いったいどんなアトラクションが待っているのでしょうか？
妖怪温泉
「君のお父さんが温泉で待っているよ」と声をかけられます。
それを真に受け、少年は温泉へ。
そこで待っていたのは妖怪だらけの温泉でした。
はたして少年はのぼせる前にお父さんに会うことができるのでしょうか？
妖怪食堂
妖怪横丁の一角でお父さんが食堂を始めました。
忍術仕込みの「しのび食堂」。
不思議なメニューばかりです。
出てくる料理もおかしなものばかり。
しかし、妖怪たちは大満足。
食堂を舞台に様々な妖怪たちが登場します！
妖怪交通安全
主人公の男の子が自転車でお出かけをしています。
街には妖怪があふれています。
妖怪たちが身をもって？交通安全の大切さを教えてくれます。
おかしな交通安全標語でいっぱいです。
妖怪バス旅行
今度は旅行だ！
妖怪横丁の妖怪たちが少年と一緒にバス旅行に出かけます。
窓からの景色が変わるたびに次々と妖怪たちが見えてきます。
はたして行先はどんな場所なのでしょうか？
妖怪美術館
ガンマー画伯の展覧会には奇妙な作品でいっぱいです。
その中の絵から飛び出してきた女の子に少年は帽子を盗られてしまいます。
はたして帽子を取り返すことはできるのでしょうか？
本書と関係はありませんが、実際に香川県の小豆島には「妖怪美術館」があります。
妖怪のど自慢
歌うことが大好きな妖怪横丁の妖怪たち。
どんな歌をうたうのでしょうか？
この絵本を読み聞かせするとき、親御さんの歌唱力？も試されるのではないか？
べつに楽しければいいか。
そんな妖怪たちの歌絵本です。
妖怪俳句
ありそうでなかった妖怪と俳句のコラボ。
ことば遊び満載です。
俳句を理解できないお子さんも、ことばのリズムやイラストで楽しめるはず。
まとめとして
今回は広瀬克也の妖怪シリーズを紹介しました。
水木しげるに慣れている人も、スズキコージや長新太に慣れている人も、新たな気持ちで妖怪を楽しむことができる絵本です。
何歳でも楽しめるシリーズです。
どの感から読み始めてもOKです。
せっかくなら第1巻の『妖怪横丁』から楽しんでみましょう。
よかったら参考にしてみてくださいね。
