万城目学を知っているか?オススメの本紹介
万城目 学(まきめ まなぶ)氏は日常にファンタジーが絡んだ作品でおなじみの作家です。「まんじょうめ」さんではありません。
映像化された作品もたくさんあり、ご存知の方も多いと思います。
そのなかでも、今回は特にファンタジー色が強いオススメの作品を紹介します。
鴨川ホルモー
主人公である安倍は、京都の大学に入って「京都大学青龍会」という不思議なサークルに出会います。はじめは部員同士が有効を深めるだけのイベントサークルでした。しかし、いつの間にかおかしなこのに巻き込まれてしまいます。
「オニ」や陰陽師なども出てきますがオカルト色は限りなく0に近いです。だからファンタジーを読みなれていない人でも楽しく読み進めることができます。テンポもよいので飽きることがありません。
登場人物も魅力的。だんだん愛着がわいてきます。主人公の安倍以外にも、おかっぱメガネやチョンマゲ、痛い女などいろんなキャラクターたちが登場します。そんな登場人物たちのドタバタも本作の魅力です。
1巻完結というのも「ちょうどよさ」を感じます。
ホルモー六景
『鴨川ホルモー』のスピンオフ作品で短編集となっています。
今作の主人公は「凡ちゃん」「チョンマゲ」「他大学の人」など。
1話完結で『鴨川ホルモー』を様々な角度から補完してくれています。
説明臭いというのではなく、あの時、あの後、この人たちは何をどう思って行動していたのか?そんな短編集です。
『鴨川ホルモー』を読んで「面白い!」と感じた人ならオススメです!
新たなスポットライトの当て方に胸が熱くなります!
鹿男あをによし
今度は奈良が舞台です。
鹿だ!狐だ!鼠だ!
世界が大変なことになる前に、女子高に勤める主人公の「おれ」が奮闘するはなしです。
ファンタジー色の強い作品なのですが『ホルモー』同様に「ひょっとしたら本当にあることなのかも・・・」と思わずにはいられない作品です。
万城目さんの作品は設定も秀逸ですが、書き方や会話もテンポがよいので、読んでいてすぐにその世界に引き込まれてしまいます。
人気作家なのがうなずけます。
まとめとして
いかがでしたでしょうか?
今回は、多くの万城目作品の中から『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』『鹿男あをによし』を紹介しました。
日常的な和製ファンタジー。
登場人物の掛け合いも自然で、とてもさわやか?なので、どの作品も読みやすいです。
読むと胸が熱くなります。
ぜひ読んでみてくださいね。