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ラジオが好きでたまらない!ラジオが題材の小説を紹介します

ラジオが題材の小説

「ラジオを扱った小説ってあまりないなぁ」そう思ったことはありませんか?

 

「ラジオ好き」の人って実は結構います。

「読書」が好きな人もたくさんいます。

どちらも好きな人もいます。

しかし、ラジオを題材(テーマ)にした小説はあまりありません。

実はいくつかあります。

今回は様々な角度から「ラジオ」を扱ったオススメの小説を紹介します。

 

 

 

『明るい夜に出かけて』

(佐藤多佳子)

主人公の青年は深夜ラジオのヘビーリスナー。

人間関係も苦手で、臆病な性格。

そんな青年が同じラジオ番組のヘビーリスナーらしい女子高生と親しくなります。

そこから世界が鮮やかな色を帯びていきます。

ラジオが題材の青春小説。

 

 

『風の歌を聴け』

(村上春樹著)

村上春樹のデビュー作品。

親友である「鼠」とのはなし。

主人公が海で出会った一人の女性とのひと夏の出来事。

これらが語られる合間にラジオ番組やDJに関すること。

 

さらに、この『風の歌を聴け』は村上春樹の初期3部作と言われています。

・導入部分が書かれている『風の歌を聴け』

・わたしの過去について書かれている『1973年のピンボール』

・親友の話しにスポットを当てた『羊をめぐる冒険』

 

 

『想像ラジオ』

(いとうせいこう)

雪の降る深夜、杉の木の上からDJアークと名乗る男がラジオ番組を放送します。

軽快なトークとリスナーとのやり取り。

このラジオは本物なのか?

リスナーは誰なのか?

震災後の物語。

美しくも悲しい、でも優しいものがたり。

 

 

『絶体絶命ラジオスター』

志駕 晃(ペンネーム)。勅使川 原昭。

主人公はラジオ局のアナウンサー。

なぜか命を狙われる羽目になった主人公。

番組を通してリスナーに助けてもらおうとしますが・・・。

ドタバタのSF小説です。

 

作者はラジオのディレクター・プロデューサーの経験があります。

だから、描写がとてもリアル。

 

 

『ミサキラヂオ』

(瀬川深著)

水産加工会社の社長が、地元にラジオ局を作るというはなし。

この曲から流れてくる番組は地元のリスナーに大きな影響を与えていきます。

小さなラジオ局を舞台に、ひそやかに生きる人々の ほっこりとする はなし。

 

 

『ラジオ・ラジオ・ラジオ!』

(加藤千恵)

地元でラジオ番組を持つ 2人の女子高生の ものがたり。

進路決定が近づくにつれて、2人の思いがすれ違っていきます。

この年代だからこそ起こりうる出来ことの数々。

せつない青春小説です。

 

 

『ラジオ・ガガガ』

(原田 ひ香)

実在するラジオ番組が登場します。

「深夜の馬鹿力」「オールナイトニッポン」などなど。

ラジオ好きのだれもが聞いたことがある人気番組がたくさんでてきます。

ラジオ好きには嬉しい作品。

より感情移入できるのではないでしょうか?

 

 

『ラストレター』

(さだまさし)

若いアナウンサーがラジオの深夜番組を作っていく小説です。

ダジャレや放送禁止用語の連発など、いかにも「昭和テイスト」の番組!

SNSやネットなどがなかったとき、若者たちが夢中になった深夜ラジオ。

テンポのよい、優しいおはなしです。

 

 

『リミット』

(五十嵐貴)

番組中に一通のメールが届きます。

「この番組が終わったら わたしは・・・」

番組終了まであと2時間。

リスナーの命はどうなってしまうのでしょうか?

タイムリミット・サスペンス小説です。

 

 

『深夜0時のラジオ局』

(村山仁志)

深夜番組のラジオDJに抜擢された主人公。

しかし、一筋縄ではいきません。

心霊?

お化け?

なんだかドタバタ。

感動もできて軽く読めるおはなしです。

 

 

『時かけラジオ』

(成田 名璃子)

ローカルラジオ局の深夜番組「鎌倉なみおとFM」。

この曲は22時で終了する。

しかし、時々、23時から番組が流れる夜があって・・・。

 

 

『星のラジオとネジマキ世界』

(日向 理恵子)

 

海沿いの町の住む主人公のタケル。

ある日、突然 空に巨大なヒカル物体が現れます。

それ以外にも不思議なことがたくさん起きて・・・。

その中の一つに「ラジオから謎の放送が聞こえてくる」というものが!

少年たちが勇気を振り絞って一歩前に踏み出していきます。

SFファンタジー小説。

 

 

まとめとして

 

今回は「ラジオ」が描かれた小説を紹介しました。

どれも味わい深く、ラジオ好きだからこと「分かる!」という部分が見つかるはずです。

数は少ないですが読んでみてください。

よかったら参考にしてみてくださいね。