いろんなタイプのミステリーがありますが・・・
今回は、一風変わったミステリーを紹介します。ミステリーと聞くと、殺人事件を探偵が解決するはなしを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、そうでない作品もたくさんあります。今回はその中からおすすめを紹介します。
ミステリーとサスペンスの違い
・ミステリー
⇒ 犯人が分からないままはなしが進んでいくもの
・サスペンス
⇒ はじめから犯人が誰か分かった状態ではなしが進むもの
薬屋のひとりごと
薬屋のひとりごと 日向夏/しのとうこ 主婦の友社 2014年09月 売り上げランキング :
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後宮で姫様たちの毒見係になった主人公の猫猫(マオマオ)。小さな薬屋を営んでいる彼女は、薬や毒の知識を使って、様々な問題を解決していきます。
はじめは設定に違和感を感じましたが、少しずつ謎が明らかになっていくのでスッキリします。
女の子がたくさん集まるはなしは「あの人かっこいい!キャー」となりがちです。たしかにラブコメではあります。しかしこのシリーズは、乙女な展開よりも謎解きの方が強いので安心です。
いったいこの先どうなっていくのか、も見どころです。中華的な架空の国が舞台です。雰囲気満点のミステリー。ぜひ読んでみてください。
古典部シリーズ
氷菓 米澤 穂信/清水 厚 KADOKAWA 2001年10月31日頃 売り上げランキング :
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言わずと知れた、古典部シリーズ。
主人公は、省エネタイプの現代っ子、折木奉太郎。高校で起こる、小さな謎を解いていきます。なんだか丁度よい感じです。
はじめはセリフ回しの不自然さを感じます。しかし読み進めていくにつれて「こんな高校生もいるかもな」と感じるようになります。人は死にません。大怪我もしません。それでも癖になる学園ものミステリーです。おすすめです。
・氷菓
⇒ 古典部の始まり。文集にまつわるはなし
・愚者のエンドロール
⇒ 自主映画の謎を解くはなし
・クドリャフカの順番
⇒ 学園祭のはなし
・遠まわりする雛
⇒ 短編集。これまでの作品を補完しています
・ふたりの距離の概算
⇒ マラソン大会でのはなし
・いまさら翼といわれても
⇒ 短編集
・米澤穂信と古典部
⇒ ファンブック?書き下ろし新作短編もあります
米澤穂信と古典部 米澤 穂信 KADOKAWA 2017年10月13日頃 売り上げランキング :
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万能鑑定士Qシリーズ
一応ミステリーに分類されるようです。