青春&ミステリー小説・古典部シリーズを読もう!気持ちの良い学園もの
米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)の古典部シリーズをご存知ですか?
学園ミステリーの代表的作品です。
「古典部」という廃部寸前の部活に入った男女が日常に潜む謎を解いていきます。
誰も知らないミステリーは万能鑑定士Qだけじゃないんです!
古典部シリーズの順番
では、どの順番で読んでいけばよいのでしょうか?
氷菓
シリーズ第1弾です。
主人公の折木 奉太郎(おれき ほうたろう)が中心となって古典部の謎に迫っていきます。
暴力などの事件は起きません。
日常に潜む謎を解決していくので、不思議な優しさがあります。
今作は短編形式の作品となっています。
気軽に読める学園ミステリー。
米澤 穂信の人気シリーズ。ここから始まりました。
愚者のエンドロール
舞台は夏休み。
とあるクラスの生徒たちが文化祭用に制作したミステリー映画。
そこには結末がありませんでした。
奉太郎たちは結末とその真意を探っていきます。
彼らが出した結末とは?
クドリャフカの順番
古典部は文化祭で販売するために文集『氷菓』を作りました。
しかし、手違いで予想以上に作ってしまいます。
奉太郎たちは文集を売るために学校中を駆け回ります。
これに加えて、各部活から物品が一つずつ盗まれる事件が起こります。
この二つの問題が小気味よく進んでいきます。
はたしてどちらも解決するのでしょうか?
遠まわりする雛
シリーズ初の短編集。
これまでは学園内でのはなしでした。
今作では学校の外も舞台となります。
既刊の内容を補うストーリーとなっています。
読むならぜひ『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』を読んでから!
7編を収録。
ふたりの距離の概算
2年生になった奉太郎たち。
古典部にも新入生が仮入部しました。
しかし、入部は辞退。
原因は現部員にあったようです。
奉太郎はマラソン大会中に、この原因を突き止めようとします。
先輩はこの謎を解決できるのでしょうか?
よくあるシチュエーションですが、米澤 穂信にかかれば素敵な物語になってしまします。
いまさら翼といわれても
2つ目の短編集。
学園生活に潜む謎を奉太郎たちが解決していきます。
「わたし、気になります」
古典部部長の千反田 える(ちたんだ える)。
この一言で奉太郎はいくつもの謎を解いてきました。
今作でも解決しまくります。
6編を収録。
まとめとして
今回は『古典部シリーズ』を紹介しました。
人の死なないミステリー。
平和な学園ものです。
気持ちよく読むことができます。
穏やかな小説を探している人にはオススメです!