なんでもいいから自転車の本が読みたいあなたへ
自転車に興味を持つと、もっと自転車で「楽しみ」たくなります。乗るだけでは飽き足らず、改造したり、写真を撮ったり。自転車がテーマとなった本を読みたくなるのも同じではないでしょうか?
今回は自転車やロードバイクが題材となっているオススメの小説を紹介します。
サクリファイス
近藤史恵 (サクリファイス シリーズ)
おすすめ度:★★★★★
プロのチームに所属することになった主人公が、ロードレースで戦うはなしです。エースでどんなレースでも優勝続き、というのではなく、この本の主人公はアシストです。エースを活かすための走りが求められます。悩みながらも成長していく主人公。骨太の自転車小説です。ロードバイク・ロードレースが出てくる小説が読みたいなら、まずはこの作品をおすすめします。
エデン
近藤史恵 (サクリファイス シリーズ)
おすすめ度:★★★★★
『サクリファイス』から3年。主人公も成長しています。今度の舞台は自転車レースの最高峰、ツール・ド・フランスです。様々な問題が起こる中でレースは続きます。ドキドキの連続で目が離せません。サクリファイス シリーズ2作目。前作よりもさらに面白くなっています。
サヴァイヴ
近藤史恵 (サクリファイス シリーズ)
おすすめ度:★★★★★
短編集です。6つ作品からできています。それぞれ、サクリファイス シリーズの登場人物たちが主役です。他の作品と同様、自転車のはなしで、ドキドキするような状況や駆け引きがたくさんあります。エースとアシスト、ドーピングなど、ロードレースに欠かすことのできないはなしでいっぱいです。この作品が他の作品を補完してくれているので、これを読めば楽しさ倍増です。読む順番は販売順でOKです。(サクリファイス→エデン→サヴァイブ→キアズマ→スティグマータ)
キアズマ
近藤史恵 (サクリファイス シリーズ)
おすすめ度:★★★★★
大学生が主人公です。ある出来事からロードバイクに乗り始めます。仲間ができて、ロードレースにでるようになって、という成長譚です。時々、女性の作家さんが書く少年や青年は、言動がどこかギクシャクした感じの作品があります。この本の作者、近藤史恵さんの作品はそんなことはありません。スッと作品に集中することができます。
スティグマータ
近藤史恵 (サクリファイス シリーズ)
おすすめ度:★★★★★
主人公は『サクリファイス』『エデン』と同じ白石誓です。成長してベテランの域に入った彼の戦いを描いています。今回もロードレースでの駆け引きがたくさんあり、ドキドキします。この本の作者は、自身の自転車経験はほとんどないそうです。ただ、ロードレースは好きでよく見ていると、過去のインタビューではなしていました。レースが好きな人特有の見方で書いてあるので、読んでいて気持ちが良い作品です。
走ル
羽田 圭介
おすすめ度:★★★★★
高校生の主人公が思いつきで関東から東北までロードバイクで旅に出るはなしです。この頃特有の向こう見ずな感じと、切ない感じが入り交ざっています。文章にもスピード感があり、本自体も薄いので、すぐに読み終わってしまいます。
セカンド・ウインド
川西蘭(現在3巻)
おすすめ度:★★★★☆
ロードバイクに乗り始め、地域のチーム、学校の自転車部などでレースに挑みます。人間関係も絡んだ青春小説です。続きが気になる作品で一気に読めます。ただ、完結編である4巻が出るはずなのですが・・・発売中止らしいです。
スパート!
川西蘭
おすすめ度:★★★★☆
「あねチャリ」と同じ内容です。改題したようです。女子高生が元・競輪選手のもとでロードバイクの練習をするというはなしです。内容はしっかりしています。主人公は一生懸命取り組んでいるので応援したくなります。
スマイリング! – 岩熊自転車 関口俊太
土橋 章宏
おすすめ度:★★★★☆
自転車が好きな少年が、とある自転車屋の店長と出会い、成長していくはなしです。でしゃばらない主人公なので応援したくなります。好感が持てるはなしです。
眠り姫のロード – スマイリング!2
土橋 章宏
おすすめ度:★★★★☆
主人公は前作『スマイリング!』とは違い、少年&少女の物語です。前作のを読んでからこちらを読むことをおすすめします。前作よりもご都合主義的なところはありますが、読んでいてさわやかな感じがします。
ヒルクライマー
高千穂 遙
おすすめ度:★★★★☆
山岳レースのはなしです。この作者はSFで有名な方ですが、自転車も好き。自転車のはなしもリアル。なんだか不思議です。ヒルクライムに命を懸ける人たちの気持ちが伝わってきます。近藤史恵作品とはまた違った魅力があります。
ペダリング・ハイ
高千穂 遙
おすすめ度:★★☆☆☆
『ヒルクライマー』とは違って、少年が主人公です。実は自転車の才能がありました系のはなし。どんどんロードバイクに乗るのが上達していきます。言い方が悪いですが、本を読みなれていない中高生なら夢中になれます。そういうのを気にしないなら、おすすめの星は+2ですかね。
アウター×トップ
神野 淳一
おすすめ度:★★☆☆☆
大学生の男女がロードレースに打ち込むはなしです。いわゆるライトノベルです。ライトノベルのなかでは本格的なほうなのか。途中、挿絵はありません。ロードバイクの小説に飢えているのなら読むのはありかと思います。
追い風ライダー
米津一成
おすすめ度:★★★★★
ロードレースが題材となっている、短編集です。優しい、再生の物語たち。それがゆるやかにつながっていいます。新書も文庫も、表紙のイラストがやわらかい感じなので、ゆるいはなしなのかな?と思っていたのですが、しっかりと構成された作品です!重くはありません。気軽な感じで読めます。 おすすめです。
小説版 弱虫ペダル 巻島・東堂 二人の約束
おすすめ度:★★★★☆
原作に登場する2人のクライマーのはなしです。漫画では描かれていなかった内容なので、原作ファンにはたまらない内容だと思います。原作を知らない人は・・・。
小説 弱虫ペダル
輔老 心 /原作:渡辺 航 (現在3巻)
おすすめ度:★★★★☆
漫画の小説版です。内容は漫画と同じ。なぜ小説?と思いますよね。この小説は児童書という位置づけです。活字離れした子どもたちに向けた作品(商品)とのことです。特筆すべきは、原作イラストがふんだんに盛り込まれていることと、巻末のコラムです。これを漫画全巻文やるのでしょうか?
自転車少年記―あの風の中へ
竹内真
おすすめ度:★★★☆☆
18歳の青年たちのロングライドのはなしです。この時期、特有の青年っぽさが出ていて、読んでいて気持ちがよいです。大きな事件が起こるわけではありません。ただ、淡々と自転車、ロングライド、ラリーを楽しんでいきます。仲間がどんどん増えて楽しそうに、はなしは進んでいきます。 そういうタイプのはなしが好きな人にはたまらない作品だと思います。
自転車冒険記 12歳の助走
竹内真
おすすめ度:★★★★☆
前作『自転車少年記 あの風の中へ』で振り回され気味だった息子のはなしです。自分のためだけの旅へ出る。どちらも爽やかさであふれた作品です。特にラストは、読んでよかった、と思える作品でした。評価は分かれそうですが、私はこちらの方が好きです。
まとめとして
今回は、自転車&ロードバイクの小説を紹介しました。
自転車小説に飢えている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
自転車・ロードバイクの漫画はこちらにまとめました。こちらもぜひご覧ください↓
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