漫画家・柳本光晴の世界
映画化もされた『響~小説家になる方法~』と現在連載中の『龍と苺』の漫画と小説の紹介です。
絵柄は好みが分かれるところですが、内容が熱いです。どちらも才能がある主人公が、その世界に踏み込んでいくはなしです。
最初は、周囲の人たちも主人公を下に見ています。しかし、その才能に触れるうちに自分の考えが間違っていたことに気づいて負けを認めていきます。よくあるパターンだとは思いますが、読んでいてスカッとします!
今回は2作品を紹介します。
響~小説家になる方法~
主人公の女子高生、鮎喰響(あくい・ひびき)が小説の新人賞に応募したことからはじまる、彼女と周囲の人間たちの成長譚です。絵は賛否両論化と思いますが、非常に魅力的なキャラクターです。さらに展開が面白くて目が離せません。 漫画は全13巻で完結しています。さらに映画化もされています。
漫画版
小説版
映画のノベライズも2種類が販売されています。漫画の前半部分のストーリーが映画で描かれています。
こちらは「小学館ジュニア文庫」版です。
龍と苺
新作漫画。今度は将棋のはなしです。女性のプロ棋士がいない世界で、ひとり将棋界に立ち向かっていくはなしです。中学生の藍田苺が将棋を初めてメキメキと頭角を現していきます。こちらも破天荒な天才のはなしですが、響と同様に魅力的な作品です。まだ始まったばかりですが、この先どうなるのか目が離せません。
漫画版
※現在、漫画版のみ
まとめ
ぜひ柳本光晴先生の作品を読んでみてください。
小説や将棋に詳しくなくても十分楽しむことができます。
ちなみに『龍と苺』は、同じ将棋漫画でも『三月のライオン』とは雰囲気が全く異なります。どちらも面白いです。将棋を題材にした漫画もどんどん面白い作品が出てくるので、これからも楽しみです。