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目からウロコ!男の子の子育て「ワガママ」の原因とは?(2,3歳児)【本の紹介】

男の子のワガママと親のイライラ

小さい子は言うことを聞かない時期があります。親が何を言っても「イヤ!」と言ったり、無視したり・・・

しかも、それを毎日繰り返します。

大人はイライラしてしまいます。

なぜ子どもは親の言うことをすんなりと受け入れることができないのでしょうか?

子どもが言うことを聞かない理由とは?

今回はそれが書かれた本を紹介します。

読めば目からウロコ。親子関係もよい方に向かうはずです!

 

本の紹介

今回オススメする本はこちらです。

モンテッソーリ流「才能がぐんぐん伸びる男の子」の育て方 男児のなぜ? どうして? がスッキリ!!
著者:神成美輝 

 

統計

これは森永乳業が子育て中のママたちから取ったアンケート結果です。

 

実際はママ100人中87人が回答。

子どもの年齢は、1~2歳(32人)、3歳以上(14 人)。

やはり、親の言うことを聞かなかったり、毎日やっているはずなのにふざけていたりすることにイライラするママが多いようです。

外からは見えなくても、思うことはみんな一緒です。 

それではワガママとイライラについて考えていきましょう。

 

参照元
森永乳業の育児ニュース『エンゼル 110 番レポート第 79 号』
「ママのストレスとその解消法」― 100 人のママに聞きました ―
https://www.morinagamilk.co.jp/archives/007/201711/171130angel.pdf

 

 

子どもの自分ルールに親はイライラする

  

子ども、特に男の子には守りたい自分ルールを持っています。

特にその気持ちが強い時期を敏感期とこの本では読んでいます。

自分ルールとはこだわりのこと。

 

・順序・・・行動の順番、
・習慣・・・ここに来たらこれで遊ぶ
・所有・・・これはボクのもの
・場所・・・この場所が好き

  

などの独自の決まりがたくさんあります。

この自分ルールを守るだけならよいのです。

しかし、たいていは親のやって欲しいこととは違います。

 

・早く片付けて欲しいのに「これをやってから」と言う
・手伝うと怒る。でも時々「やって」と甘える
・自分の玩具を友達に貸せない
・決まった手順で洋服を着たがる

 

このような子どもの「自分ルール」「こだわり」によって親がイライラしてしまうのです。

 

 

自分ルール(こだわり)を逆手に取ろう!

本書では、子どもが持つこだわりを逆手に取ることを提案しています。

 

たとえば、

・片づけをしない子
⇒ ミニカーを出しっぱなしにするのであれば、車をしまう箱の底に駐車場の絵を描くことで、きれいに片づけ(駐車)するようになる。

⇒ 玩具の種類ごとに片づける箱の色を変えておく

 

など、子どもの考え方や行動、嗜好を逆手に取るのです。

あとは子どもを急かさないこと。

そうすることでお互いイライラする無駄な労力はかなり減るはずです。

 

 

障害がない子でも「こだわり」?

 

自閉症のような発達障害を持つ子のなかには強い「こだわり」がある子もいます。

・同じルートでしか道を歩けない
・同じ色の服しか着れない
・永遠とミニカーを並べ続ける

などなど。

子どもの「こだわり」もそれと似ています。

 

 

障害と同じのなの?

 

そう思われる人もいるかもしれません。

本来、自閉症のような発達障害はきっちりとした枠組みで障害の内容が決められているわけではありません。

障害があるか?ないか?

これは境界線があるのではなく、境目はグラデーションのように曖昧な物なのです。

そのため「自閉傾向」のような言われ方もあるのです。

発達障害に関しては「100%正常発達です!」という子は存在しないのです。(大人も)

・片付けるのが苦手
・聞いて覚えるよりも見て覚える方が得意
・人の気持ちが分からない
・人の気持ちが分かり過ぎてしまう

私たちもこのような傾向は多かれ少なかれ含まれているのです。

 

 

「こだわり」は障害か?


話しが少しそれました。

上記の内容から、「こだわり」=「障害がある」とは言えません。

なので今回のような子育てでは、子どもが独自の決まりを守りたがることに対して、大人が過敏に反応する必要はありません。

 

 

子どものことを知ろう

 

子どもの自分ルール(こだわり)や言動、考え方には特徴があります。

これを利用するためには、子どものことを知らないできません。

まずはお子さんのことを知ることが大切です

 


まとめとして


お子さんはどんな特性を持っていますか?

突然聞かれても意外と答えられないものです。

まずは子どもを観察すること。

まずは子どものことを知ることから始めます。

 

もしかしたら

子どもと自分が似ているから余計にイライラしてしまうのかもしれません。

「あなたのために言ってあげている」

「自分が子どものときにはこんなふうに言ってもらえなかった」

というような「子どものため」という思いが変な風にズレているのかもしれません。

 

目の前にいるのは小さくて、まだできないこともたくさんあるけれど一人の人間です。

永遠にワガママなんて子はいません。

子育てで永遠にイライラするなんてことはありません。

大丈夫だから。