ART HANA MODE

おすすめの本を紹介しています

猫の妖怪が出てくる絵本&児童書【ばけねこ・ねこまた】

猫の妖怪が出てくるオススメの絵本&児童書

他の妖怪・オバケとくらべて、猫の妖怪をモチーフにした作品は多いです!それだけ、猫や猫のオバケが愛されているのでしょう。

子どもから大人まで、みんなが大好きな猫の妖怪が出てくるオススメの絵本&児童書を紹介します。

猫の描き方も本によって様々です。お気に入りの一冊を見つけてください。

 

 

 

猫の妖怪の種類

猫の妖怪やオバケは種類がたくさんあります。なかでも代表的なのが次の2つ。

・化け猫(ばけねこ)

・猫又(ねこまた)

どちらも猫が妖怪になった姿と言われています。書物によって定義はバラバラ。年を取った猫が化けたものだったり、化け猫が猫又になったり・・・。よくある違いは「しっぽ」の本数です。化け猫は1本ですが、猫又は2本。

猫の妖怪が出てくる絵本や児童書を楽しむなら、それらの違いは、あまり気にしなくてよいです。

・猫が化けたもの

・良いやつも悪いやつもいる

このくらいの知識を持っていればOKです。それぞれの本の「化け猫」「猫又」を楽しめばよいのです。

 

 

絵本&児童書の紹介

それでは、本の紹介をしていきます。作家さんによってイラストは まったく違います。どの本も素敵な絵です。イラストを気に入った本を読めば、より楽しめると思います。

 

オススメの絵本

まずは絵本の紹介です。

 

ばけねこになりたい 

 

おなじみ「せなけいこ おばけえほん」シリーズ。化け猫になりたい猫のお話しです。ネズミに馬鹿にされたり、犬に意地悪されたり。くやしい猫は「どうすれば化け猫になれるのか?」考え始めます。かわいらしいお話し。

【3歳~】

 

 

ねこまたごのみ 

 

素敵なイラストでつづられる、猫又一家の1年を描いた本です。生まれたばかりの猫又の五つ子。その成長とともにお話しが進みます。「ねこの日」「ひにゃまつり」「またたびまつり」「クリスニャス」猫たちにもイベントがたくさんあります! 

【3歳~】 

 

 

どっせい!ねこまたずもう 

 

100年に一度ひらかれる大相撲大会。猫又の「にゃんこのやま」の活躍が描かれています。「どっせい!」は相撲のときの掛け声。

表紙よりも中身のイラストが魅力的!ぜひ手に取ってみてください!オススメ。

【3歳~】 

 

 

ねこまがたけ ばけねこしゅぎょうのやま 

 

「あやしい猫えほん」シリーズ。人間が行ってはいけない猫の国のお話し。そこでは猫が修行をしています。猫の気持ちを代弁した1冊。猫好きなら読んでみると面白いです。

【小学校低学年~】

 

 

ばけねこぞろぞろ 

 

母さんが教えてくれた。「猫に意地悪すると、化け猫に仕返しされるよ」と。どんな猫だって、本当は化け猫なんだ。ぶきみでかわいい妖怪ねこたちが登場する絵本。どんな猫たちが出てくるのか、確かめてみてください!

【3歳~】 

 

ろくろっくびのばけねこしまい

 

ろくろっ首なの?猫なの?両方です。6匹の化け猫姉妹が歌ったり踊ったり。なぜなら彼女たちは、お化け屋敷のアイドルだからです。スマホだって持っています。現代的な妖怪猫のお話しです。

【3歳~】 

 

 

ばけねこ 

 

いなくなった猫を探すために、女の子が「ねこみみやま」へ向かいます。山の中で彼女はいったい何を見たのでしょうか?

怖そうだけれど、そうじゃない。ドキドキするけれど、最後にはホッと安心できる作品です。

【小学校低学年~】

 

 

ぼくんちのねこまたフーじぃ 

 

カズ君が生まれる前から家にいる猫のフー。ある日、立ち上がってカズくんに話しかけてきた。「わしゃ、ねこまたになったんじゃよ」

猫又は人間にだって化けることができます。フーが化けられると知ったカズくん。自分に化けてもらいます。いったい、どんなことが起きるのでしょうか?

猫のフーじぃとカズ君の楽しい物語。

【4歳~】 

 

 

オススメの児童書

次は児童書です。絵本でも小学生向けがありますが、ここでは書店の児童書コーナーにあるような本を紹介します。

対象年齢は小学校「低学年~」「中学年~」「高学年~」で分けています。これは大体の目安なので、中身を見てみて楽しめそうならチャレンジしてみてください。大体の本には、漢字に読み仮名がふってあります。

 

 

ばけねこキッチン 

 

自称・世界一グルメな猫と小学校3年生・柊太が織りなす調理系児童書。巻末に料理のレシピも載っています。クラスメイトとの友情が素敵な、温かい物語。

【中学年~】

 

 

なん者ひなた丸 ばけねこ鏡わりの術の巻 

 

 

戦国時代の小さな国が舞台。『ルドルフとイッパイアッテナ』の作者・斎藤洋が描く「なん者・にん者・ぬん者」シリーズ。説明が長めだけれど、波に乗れば店舗がよくなる作品。この巻で主人公に化けたのは誰なのでしょうか?

【中学年~】

 

 

大さわぎ!ばけもの芝居と白いねこ 

 

ここは花のお江戸。とある長屋で本物の化け物たちが演じる芝居がある。そこに現れた白猫「おたま」が語るのは一体何なのか?いつもの面子に白猫が加わり さらににぎやかに。時代物の読み物です。

【中学年~】 

 

 

ばけねこホテルのわな 

 

アイドルグループの人間五目ならべに参加することに。そこには化け猫のワナが待ち構えていました。大人気「ゆうれいたんていドロヒュー」シリーズ。

あの世から現れた妖怪が様々な怪事件を起こします。探偵のドロヒューと、双子のみこと&まことが協力して事件を解決するシリーズです。謎がクイズ形式になっています。本によって「ことば遊び」「数字クイズ」だったり様々。今回は「数字の順序」。

【低学年~】

 

 

ちびねこトラノスケとてんさいばけねこ 

 

トラノスケは小学校1年生の化け猫。化けるのが苦手です。お父さんは天才化け猫。毎日、失敗ばかりですが、少しずつ上手に化けられるようになってきます。頑張っている姿がとてもステキです。

いわま まりこ による「ちびねこトラノスケ シリーズ 」。イラストは「かいけつゾロリ」でおなじみの、原ゆたか。

【低学年~】

 

 

おばけねこドロンニャ ドロロン こわがらせ大さくせん 

 

化け猫のドロンニャは「怖がらせチャンピョン」。人間の世界で人を怖がらせてきました。しかし、今回のターゲットのユウタ君は まったく怖がってくれません。自信を無くしたドロンニャ。そこに追い打ちをかけるように、もっと恐ろしいオバケが出てきました。どうする?ドロンニャ?!

【低学年~】

 

 

妖怪たぬきポンチキン 化けねこ屋敷と消えたねこ 

 

化けるのが得意な妖怪タヌキのポンチキン。ある日、街の猫たちが「化けねこ屋敷」に吸いこまれるというウワサを聞きます。その謎を解き明かすために、屋敷に行ってみることにしました。すると・・・。

【中学年~】

 

 

化け猫レストラン 

 

 

猫にまつわる14編の怖い話が収録されています。化け猫もたくさん出てきます。

全50巻ある「怪談レストラン」シリーズ。どれも怖い話がたくさん。ぜひ全巻制覇してみてください。

 

 

笑い猫の5分間怪談(5) 恐怖の化け猫遊園地 

 

遊園地の無料チケットをもらって大喜びのタクト君。しかし、これはすべて罠だった!

「笑い猫」が語る怪談集「笑い猫の5分間怪談」シリーズ。短編で1話5分で読めます。17話を収録。イラストが多いことでも有名な本。今作の文中イラストは44枚!

【低学年~】

 

笑い猫の5分間怪談(8) 悪夢の化け猫寿司 

 

「笑い猫の5分間怪談」シリーズ。

毛だらけの「笑い猫」が大トロを握りながら怪談話を始めます。それだけで恐怖。今作では15話を収録。さし絵(文中イラスト)は52枚!

【低学年~】

 

 

化け猫 落語 1 おかしな寄席においでませ! 

 

小学校5年生の幸歩が、肝試しで見たのは不思議な猫でした。その猫は人間のことばを喋るのです。しかも、江戸っ子口調。彼(?)は自分のことを猫の落語家だといいます。人情味あふれた?お話しです。

【中学年~】

 

 

ねこまたのおばばと物の怪たち 

 

学校でうまくいかない小学校5年生の女の子が主人公。彼女がふとしたことをきっかけに、い世界に迷い込んでしまいます。そこは、物の怪たちが暮らす 愉快な世界でした。

『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪が描くハートフルな児童書です。

【中学年~】

 

 

ねこまた妖怪伝 

 

しっぽが2つある猫又のミイ。臆病な猫ですが、さらわれた人間の女の子を助けるために奮闘します。心が温かくなるファンタジー。

【中学年~】

 

 

まとめとして

今回は猫の妖怪が出てくる絵本&児童書を紹介しました。他の妖怪と比べて「化け猫」や「猫又」の本は種類が多いです。紹介しきれないくらいです。

まずは好みの絵柄の本から読んでいくとよいです。もちろん、大人と子どもでは「好き」なイラストが異なります。「なぜ、この子はこの絵が好きなんだろう?」と考えたり、会話のきっかけにするのも面白いかもしれません。

よかったら参考にしてみてくださいね。