夏を感じる小説
読んでいて夏を感じる小説はたくさんあります。
そんななかでも、今回は「原作」+「映像化」で夏を感じる作品です。
アニメーション映画としても有名な細田守。
実は原作小説もたくさん書いています。
今回は細田守の小説を紹介します。
細田守作品には欠かせない「夏」「田舎」「非日常」を堪能できます。
『サマーウォーズ』
サマーウォーズ 岩井 恭平/細田 守 KADOKAWA 2009年07月25日頃 売り上げランキング :
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おすすめ:★★★★★
田舎と仮想空間で起こる事件に、
キーワードは
・「夏」と「田舎」
・「仮想空間」と「AI」
・「家族」と「孤独」
「いま自分ができることをやる」ことの大切さ
人との絆の物語です。
いろんなドタバタがありますが、基本的に明るいはなしです。
読み終わってからもスッキリする爽やかです。どこかノスタルジックな雰囲気があります。
『バケモノの子』
バケモノの子 細田守 KADOKAWA 2015年06月20日頃 売り上げランキング :
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おすすめ:★★★★★
擬人化された動物?化物?の世界で繰り広げられる冒険活劇です。
父親とは?というテーマで人との絆について書かれています。
主人公の師匠は、そっけないし不器用です。なんだか良いイメージはありませんでした。
『未来のミライ』
未来のミライ 細田 守 KADOKAWA 2018年06月15日頃 売り上げランキング :
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おすすめ:★★★★☆
主人公のくんちゃんは4歳。最近、妹が生まれました。ママを妹に取られてしまい妹に嫉妬しています。そんななかで、様々なタイムリープを経験します。それを通して自立していく。そんなはなしです。
ゆっくりと時間が流れていく感じです。
映画版は声優にも賛否両論あった作品です。
ただ、映像はきれいで見とれてしまいます。
『おおかみこどもの雨と雪』
おおかみこどもの雨と雪 細田 守 KADOKAWA 2012年06月22日頃 売り上げランキング :
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おすすめ:★★★☆☆
子どもの成長を見守る母親のはなし。小説も映画版も賛否が分かれる作品です。
オオカミと人間のハーフの子は、どちらの世界で生きていくのか?
良い意味でも悪い意味でも裏切られた、という感じです。
映画版はとくに賛否が分かれる作品です。見ていて居心地が悪いというか、せっかく小説を読んで「面白い」と感じたとしても、「あれ?」と思うことが多かったです。
『時をかける少女』 筒井 康隆
時をかける少女 〈新装版〉 筒井 康隆/貞本 義行 KADOKAWA 2006年05月25日頃 売り上げランキング :
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おすすめ:★★★★☆
誰もが知っている筒井康隆の作品です。もはや古典に分類されるくらいです。
しかし、いま読んでみても古くはありません。しかも面白い。
筒井康隆の小説が細田守によって映像化されるとどうなるのか?
まず主人公が違います。
それだけで「どういうこと?」となると思います。
その他にも違いがたくさんあります。
違いを探すのも楽しいです。
竜とそばかすの姫
2021年公開の『竜とそばかすの姫』
細田守には欠かせない「夏」「田舎」「バーチャルワールド」がしっかりとつまっています!『サマーウォーズ』ファンの人もぜひ見てみてください。
こちらの記事もどうぞ。
まとめとして
いかがでしたか?
細田守作品の小説版を紹介しました。
田舎を舞台にした夏を感じられる作品が多いのが特徴です。
ぜひ小説版も読んでみてくださいね。