『高校事変16』の紹介
松岡圭祐の『高校事変16』が発売されました。
しかも、今回は14~16巻まで毎月出版されるという嬉しいスケジュールです。
松岡氏は筆が速いことで有名です。
シリーズ開始から4年で16冊。
驚異的です。
今回は現時点での最新作『高校事変16』の紹介をします。
『高校事変』シリーズを簡単に言うと
女子高生が凶悪な組織に立ち向かう、アクション・エンターテイメント小説です。
KADOKAWAから出ている松岡圭祐の小説です。
2019年から始まりました。
現在、第2章が進行しています。
14巻からが新章です。
主役が変わりました。
『高校事変16』
瑠那(るな)と凜香(りんか)が通う高校に爆破予告がありました。
しかし、二人の活躍で何とか阻止します。
謎の組織が出てきます。
これが結構、手ごわい。
でも大丈夫。
わたしたちには、あの人がついています。
前章の結衣のときには、結構な数の犠牲者が出ました。
新章になってからは、凄惨さが激減しました。
かといって、ドキドキ感がなくなったわけではありません。
手に汗握る展開は健在です。
スケールだって どんどん大きくなっていきます。
時事問題だって どんどん組み込まれています。
爆破予告くらいの事件では、もはや読者は驚きません。
しかし、宇宙が出てくるのには驚きます。
スピンオフ小説
『高校事変』には番外編があります。
本編で語られなかったことを「劃篇(かくへん)」と称したスピンオフで作品にしてくれています。
・優莉凜香 高校事変 劃篇
・優莉結衣 高校事変 劃篇
・伊桜里 高校事変 劃篇(2023年9月発売予定!)
まとめとして
今回は『高校事変16』を紹介しました。
物語は今回もテンポよく進んでいきます。
とうとう爆弾やら宇宙やらが登場してきました。
『千里眼』シリーズの荒唐無稽な感じを思い出します。
岬 美由紀(みさき みゆき)は自衛官や心理師など、読み手と少し離れた存在でした。
逆に『高校事変』シリーズの姉妹たちは読み手と近い感じがします。
この2つの松岡圭祐作品のギャップが面白さの ひとつでもあります。
これから『高校事変』は どこへ向かっていくのでしょうか?
姉妹がそろって活躍する場を見られるのでしょうか?
作中に「作者の苦労(と思われる内容)を登場人物が代弁する」といったファンサービス?ぼやき?があります。
これも、いい感じでストーリーの箸休めとなっています。
今からでも追いつく『高校事変』シリーズ。
ぜひ読んでみてください。
同じ松岡作品の『JK』シリーズよりも「気持ちよく」スッキリするはずです。
よかったら参考にしてみてくださいね。