本の紹介です
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人は、なぜ他人を許せないのか？ 中野信子 アスコム 2020年01月27日頃 売り上げランキング :
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みんな批判してるし私もしちゃっていいよね？
最近よく耳にする
「自粛警察」
「マスク警察」
「不倫をした芸能人への過度な批判」
など。
みんな批判してるし、私もしちゃっていいよね？悪いのは、あの人だし。
人ななぜ、自分と直接かかわりのない人を批判するのでしょうか？この理由を、脳のメカニズムから解き明かすのが、この本です。
テレビの向こう側の人を、パソコンやスマホを通して叩く。
火の粉も降りかかりません。
自分に直接、関係なくても、即書き込み、即拡散。
叩いているうちに、他の人も同調し出します。段々と気持ちよくなっていきます。
それを、やめられなくなっている状態を著者は「正義中毒」と呼んでいます。
正義中毒って？
他人に「正義の鉄槌」を加えると、脳が刺激され、快楽物資であるドーパミンが放出されます。叩いても自分に火の粉が降りかからない人を選びます。
正義に溺れてしまった状態を本書では「正義中毒」と呼んでいます。
叩いている側は、自分が「正義」におぼれているなんて、みじんも考えていません。
そうならないためには、どうしたらよいのでしょうか？
本に何を求めるのか？
どうしても、即解決できる答えを求めてしまいがちです。
しかし、
「〇〇という状態は、脳のこういう働き（ズレ）が原因で起こっている。もしも、自分がそうならないためにも、そのメカニズムを知っておく」ことが大切なのです。
このことを知るためにはよい本だと思います。
