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妖怪の絵本はことばの発達に役立つ?妖怪の絵本3選【怖がりな子にオススメ】

オススメのオバケ&妖怪の絵本とその効果

 

・ちょっとしたことで怖がる
・「こわい」と言うだけで理由がうまく言えない

お子さんの、そのような様子が気になっていませんか?

子どもにとって「怖い」という気持ちは身近なものですが、それを ことばで理解したり、整理したりするのは簡単ではありません。

そこで、助けになるのが「オバケ」や「河童」「天狗」などの絵本です。

 

この記事では、妖怪をテーマにした絵本が どのように感情の理解につながるのかを、わかりやすく解説します。はたして、妖怪の絵本は、子どもにとってどのような効果があるのでしょうか?

最後に、「オバケ」&「妖怪」の本の中からオススメの本も紹介します。

 

 

 

オバケと妖怪の違い

「妖怪」と「おばけ」は似ているようで少し違います。

おばけは、正体がはっきりしない「怖い存在」として描かれることが多いのに対して、妖怪はそれぞれに特徴や役割があり、必ずしも悪い存在とは限りません。

そのため、妖怪の物語では、「なぜその行動をするのか」を考える場面が生まれやすく、気持ちや状況を理解する経験につながりやすいと考えられます。

 

 

なぜ妖怪の絵本が役に立つのか

 

妖怪の絵本は、「怖さに慣れるためのもの」ではありません。

怖いという気持ちを、ことばで理解したり、考え直したりするための材料になります。

 

 

① 安全な状況で「怖い」を経験できる

 

妖怪は実際には存在しません。

そのため子どもは、本当に危険な目にあうことなく、「怖い」という気持ちを体験することができます。

このような安全な状況での感情体験は、気持ちを理解するための大切なステップになります。

 

 

② 気持ちを言葉で考えるきっかけになる

 

物語の中で、

・どうして怖いのか
・どんなときに怖くなるのか

を考えることで、「怖い」という気持ちを言葉で整理しやすくなります。

 

 

③ 「考え直す」経験につながる

 

多くの物語では、最初は怖いと感じていたものが、最後には「大丈夫だった」とわかることがあります。
こうした流れは、気持ちのとらえ方を変える(考え直す)例になっています。

 

 

④ 相手の気持ちを考える練習になる

 

妖怪の行動について考えることは、「どうしてこんなことをしたんだろう」と相手の気持ちを想像することにつながります。これはコミュニケーションの土台になる大切な力です。

 

 

オススメのオバケ&妖怪絵本【3選】

オススメの本を紹介します。良書はたくさんあるのですが、どれにすればよいのか?迷ってしまう方は、まずはこの3冊を読んでみてください。

絵本 特徴 向いている子
おばけなんてないさ やさしい・リズム 初めて・怖がり
ねないこだれだ シンプル・印象的 感情理解
おばけのてんぷら ユーモア・やりとり 会話したい

 

有名な本なので、本屋にも図書館にもあるはずです。

▶上記の3冊以外の本は、こちらをご覧ください。種類別で紹介しています。
⇒ 妖怪の絵本&児童書

 

 

妖怪絵本の選び方

妖怪の絵本を選ぶときは、次のポイントを意識すると選びやすくなります。

・怖すぎない(安心できる展開がある)
・感情の変化がわかりやすい
・やりとりや繰り返しがある

子どもが「怖い」で終わらず、その後の変化を理解できる内容がポイントです。

 

 

おばけなんてないさ

 

対象年齢:2歳ごろ〜

【特徴】
・やさしい雰囲気で怖さがやわらかい
・繰り返しのリズムがある

【こんな子に】
・怖がりやすい子
・はじめて妖怪・おばけの絵本に触れる子

 

ねないこだれだ

 

対象年齢:3歳ごろ〜

【特徴】
・シンプルで印象に残る展開
・「怖い」という気持ちがはっきり伝わる

【こんな子に】
・怖さの感情を言葉で理解したい子

 

おばけのてんぷら

 

対象年齢:3歳ごろ〜

【特徴】
・ユーモアがあり怖すぎない
・やりとりを楽しめるストーリー

【こんな子に】
・会話を楽しみながら読みたい子

 

効果を高める読み方

 

妖怪の絵本は、読み方によって理解の深まりが変わります。

・「どんな気持ちかな?」と聞く
・「怖いね」と気持ちを言葉にする
・子どもの反応を少し待つ

こうした関わりで、気持ちを言葉で整理しやすくなります。ことばは、音・意味・経験が結びつくことで理解が深まっていきます。

※読み聞かせ会ではないので、「抑揚をつけて・・・」「声色を変えて・・・」ということを過度に意識することはありません。読み手が一生懸命に読んであげれば、子どもに気持ちは伝わるはずです。そこは安心してください。

 

 

読むだけで気持ちのコントロールができるのか?

妖怪をテーマにした絵本は、読んだだけで気持ちをうまくコントロールできるようになる、というものではありません
ただし、次のような経験をするきっかけになります。

・実際には危険がない場面で「怖い」という気持ちを感じる
・その気持ちを言葉にして考える
・物語の中で気持ちが変わっていく様子を見る
・登場人物がどう感じているかを想像する

こうした経験を重ねることで、自分の気持ちを理解したり、どう向き合うかを考えたりするための土台が少しずつできていくと考えられています。

 

 

まよったらこの本

 

迷った場合は、まずは「おばけなんてないさ」のような、やさしい雰囲気で繰り返しがある絵本から始めてみてください。
怖さが強すぎない方が、気持ちを考える余裕が生まれやすくなります。

 

 

▶「カッパ」や「天狗」など他の妖怪の絵本をお探しの方はこちらもご覧ください。
⇒ 妖怪の絵本&児童書を楽しもう

 

 

まとめとして

今回は、オバケ&妖怪の絵本を紹介しました。

妖怪の絵本は、怖さを感じるためのものではなく、

・気持ちを言葉で理解する
・状況と感情を結びつける
・考え方を変える経験をする

といった、感情を扱うための土台を作るものです。お子さんと一緒に「ちょっと、怖いかな?」と楽しんでください。

まずは1冊から、お子さんに合いそうな絵本を取り入れてみてくださいね。

 

▶他のカテゴリーの絵本をお探しの方はこちらもご覧ください。
⇒ 【食べ物】がテーマのオススメ絵本で ことばを学ぶために絵本を選ぼう!