棋士・渡辺明の魅力
将棋の本は山のように出版されています。
特に昔の本は学術書?というような本ばかりです。
今回は気軽に読める将棋の本。
なかでも棋士の渡辺明に関するものの紹介です。
渡辺明ってどんな人?
将棋ファンには言わずと知れた棋士の渡辺明。
1984年4月23日
東京都出身
超一流の棋士で、竜王、棋王いずれも永世称号を持っていいる
永世称号とは、既定の回数以上のタイトルを獲得したときに与えられるもので、普通の棋士では持つことの難しい称号です。
2020年は棋聖戦で藤井聡太にタイトルを奪われたりもしましたが、その他のタイトル戦では勝ち続けており、安定した強さを見せています。
※渡辺明がタイトル戦で年下に敗れたのは初めてのこと
その他の情報としては・・・
・年齢的には羽生さんよりも一回り若い
・サッカー大好き
・カメラが好き
・競馬大好き
将棋以外のものに対しても研究熱心な方です。
また、へんに物事を隠さないのでコメントを読んでも気持ちがよいです。
著書も多数
本も数多く出しています。
もちろん将棋の本が多いです。
今回は将棋のルールを知らない人が読んでも楽しめる本を紹介します。
将棋の渡辺君
これは本人ではなく漫画家である奥さんの書いた本です。
普段の生活や考え方が面白おかしく描かれています。ヌイグルミが好きとか。
棋士の日常というよりは渡辺明の生態に近い内容です。
頭脳勝負
さすが渡辺明という本。
ページ数が多くないからなのか、少々物足りない感じはします。
初心者のために分かりやすくするか、将棋好きのためにもっと深くまで書くか、ボリュームを増やしてもよいのでは?という感じがする本ではあります。
ただ、将棋のトッププロが実際の対局でどんなことを考えているのか?が分かりやすく描かれている本です。
ちょっと将棋のこと(ルールなど)を知っているよという人なら読んで楽しめると思います。
永世竜王への軌跡
自身の将棋の解説本です。
将棋のルールを知っていれば「なるほど」と思える個所もあります。
しかし、対局で感じたこと、考えていたことが書かれているので将棋の難しい部分を抜きにしても面白く読めます。
まとめとして
羽生さんの本も誰が読んでも理解しやすいです。
渡辺明の著書は読みやすいのが特徴です。
自頭がよい人は文章や表現の仕方もうまいんだなと感心してしまいます。
渡辺明は明快な人です。
棋士以外の側面からみても魅力的な人なのは間違いありません。
現在、将棋ブームです。
将棋をやるのが好きな人、見るのが好きな人、棋士が好きな人・・・
いろんな好きがある趣味です。
この機会にぜひ渡辺明の魅力を感じてみてください。