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「書店で売れる本」と「図書館で人気がある本」は何が違うの?

「書店で売れる本」と「図書館で人気がある本」の違い

本がたくさんある場所は、もちろん「本屋さん」と「図書館」です。どちらも子ども向けの絵本や児童書が たくさんあります。そのなかでも、人気のある本は「書店」と「図書館」では異なるのでしょうか?

もともと、この2つには、どのような違いがあるのでしょうか?「お金がかかるかどうか?」だけでしょうか?よく見ていくと、本の「人気」に違いがあるのが分かります。

今回は、子ども向けの本において、書店と図書館で人気のある本の違いを考えていきます。「購入されやすい本(書店・オンライン購入)」「図書館での貸し出しが人気の本(図書館利用)」。それぞれの特徴と、実際に存在する本を例として紹介しつつ、両者の違いを整理します。

 

 

書店と図書館の違い

「書店」と「図書館」はどちらも本がたくさんある場所ですが、目的と使い方がまったく違います。

 

書店

本を買うところです。つまり、「お金を払って自分のものにする場所」。新しい本が中心で、きれいな状態の本が多いです。

≪特徴≫

ポイント 説明
目的 本を販売する(ビジネス)
本の種類 新刊が中心(人気本・話題作)
利用方法 お金を払って購入する
本の持ち帰り OK(あなたのものになる)
返す必要 なし
紀伊國屋書店、TSUTAYA書店、ジュンク堂など

 

 

書店

図書館とは、本を無料で借りるところです。「公共の場所」で、みんなが本を共有します。絵本、小説、百科事典、書店では扱っていないような古い本など、幅広い本があります。

≪特徴≫

ポイント 説明
目的 みんなに知識・情報を提供(公共サービス)
本の種類 新旧さまざま(地域・学習用・調べもの)
利用方法 借りる(無料)
本の持ち帰り 一時的にOK(期限あり)
返す必要 あり(約2週間が多い)
市立図書館、県立図書館、学校図書館など

 

書店は、知識と本そのものを手に入れられる場所。お金を払えば、自分のものにできます。出会った本を「自分のもの」にできる場所だといえます。

図書館は、知識を手に入れる場所。しかも、好きなだけ本を試し読みできます。たくさんの本に「自由に出会える」場所でもあります。

 

 

 

書店で購入されやすい本

購入されやすい本は、書店の目立つ場所に陳列されていたり、新刊キャンペーンと連動していたりします。人気キャラクター・シリーズもの・話題性(テレビ・映画化・SNS拡散等)が強いものも購入していく人が多いです。
子どもや友人にプレゼントしたり、自宅での保存用としての購入をする人もたくさんいます。保管が目的でなくても「いつでも読めるように」というニーズも。

書店では、定期的に「これを買った方がいい」「売れている本」として書店や出版社がキャンペーンを行うお店もあります。

実際、売れる(売れた)本の例は下記の通りです。

 

 

もうじきたべられるぼく

 

「食べられる運命」を受け入れた子牛の「ぼく」が お母さんに会いにいく物語です。様々なSNSに取り上げられました。ユーモア強めの絵本で話題性があり購入向きです。

 

★売れた本は続編やスピンオフなどが出る傾向にあります。

 

 

だいじだいじどーこだ?

自分の身体のことを学ぶきっかけとなる絵本。性教育の導入としても優秀です。
もちろん、書店や出版社がプッシュしたのもありますが、NHK『72時間』で突然登場する等、様々な角度からアピールしていました。

 

 

きみのことがだいすき

「かなしいきもちはね、ふたをしなくていいんだよ」キャンペーンなどにより大人に受けいれられた例です。大人が自分用に買ったり、友だちにプレゼントしたり。典型的なパターンです。

 

大人に受けると、その後はグッズ展開にも影響します。

 

 

図書館で貸し出し人気の本

図書館で人気が高い本は、短時間で読める絵本、定番タイトル、学年を問わず読める児童書が強いです。複数の利用者(幼児・学校・学童・地域)に貸し出されるため、手元においておける期間が決まっています。それも人気の要因となります。そのため「利用しやすさ」「読みやすさ」が重視されます。

 

 

ねないこだれだ

みんな大好き、せなけいこ。そのなかでも代表的な作品です。テンポが良く、子どもたちの興味をひきつけます。赤ちゃんの読み聞かせとしても よく使われる本です。

 

sozai.hana-mode.com

 

 

ふんがふんが

運動不足で太り気味のゴリラパパが、ジョギング中に後ろからヒョウに追いかけられます。すべて「ふんが」というオノマトペ(擬音語・擬態語)を多用し、少ないことばでストーリーが進んでいきます。文字が少ないからか、想像力がより掻き立てられます。

 

 

かいけつゾロリ

キツネの怪盗ゾロリ と ウリ坊(イノシシ)のイシシとノシシが繰り広げる、ドタバタ活劇です。今も昔も小学生に大人気のシリーズです。毎回、見返し(裏表紙の内側)に細かいネタがたくさん描かれていて、それを読むのも楽しみのひとつです。ゾロリのオヤジギャグに小学生は大うけです。

 

sozai.hana-mode.com

 

 

書店と図書館の違い

書店と図書館、それぞれで売れる条件を まとめました。

 

購入されやすい本に共通する条件

・表紙のデザイン・装丁が魅力的(目を引くイラストやシリーズロゴ)
・シリーズ化されている、次巻・関連グッズの展開がある
・書店・オンラインでの目立つプロモーション・レビュー好評
・保護者が選びやすいテーマ(成長・友情・冒険・家族)や学び要素
・家庭蔵書として「手元に残したい」「繰り返し読みたい」というニーズ

 

図書館貸出に向く本の特徴

・読み聞かせにも向いており、クラス・幼児グループでも使える
・ページ数が少なめ、絵中心、文字量控えめ
・既に利用実績がある定番タイトル
・装丁が簡易・価格控えめで図書館複本化しやすい
・タイトルそのものが子どもたちに認知されている/学校・保育から紹介されることが多い

 

つまり、「購入向け本」は“買いたくなる魅力=話題・装丁・シリーズ性”が鍵、「図書館向け本」は“借りたくなる機能性=読みやすさ・定番・誰でも手に取りやすさ”が鍵、ということになります。

 

 

まとめとして

 

今回は、「書店で売れる本」と「図書館で人気がある本」の違いについて考えてみました。手元に置いておきたい本なのか?一度、読んでみたい本なのか?その違いが大きいようです。
まずは図書館で借りてみて、面白かったら購入してみる、というパターンもあるはずです。電子書籍が使われるようになってからは、この構図はくずれるのかもしれません。その際、電子書籍の読み放題(サブスク)は有効なはずです。

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

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ただ、ひとつ言えることは、本好きは、好きな本を自分の手元に置いておきたい。データでなくて実物を。という人は多いはず。

よかったら参考にしてみてくださいね。