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【保存版】雨がテーマのオススメ絵本&児童書|雨の日に読みたい名作

雨がテーマの絵本&児童書の紹介

雨の日は、外に出られなくて少し退屈…。
しかし、そんな日にこそ ゆっくり本を読む時間はぴったりです。

実は、絵本や児童書の世界には 「雨」をテーマにした素敵な作品がたくさんあります。

・雨の日が楽しくなる絵本
・雨の日の不思議な冒険の物語
・雨の静かな気持ちを描いた名作

この記事では、雨がテーマの絵本・児童書のおすすめ20冊を紹介します。読み聞かせやプレゼント、本選びの参考にしてみてください。

 

 

 

雨の本3つの種類

雨の日に本を読む楽しさ
雨の日は、少し静かな時間が流れます。
そんな日に本を開くと、いつもより物語の世界に入り込みやすいものです。

絵本は親子の読み聞かせに
児童書はじっくり読む時間に

雨の日は、本と過ごす最高の時間かもしれません。

 

「雨」がテーマの本は非常に多いですが、実際に日本で販売されている絵本・児童書の中から、テーマ別に整理しました。

① 雨を楽しむ本
② 雨の日の冒険の本
③ 雨の気持ちを描く本

それぞれを見ていきましょう。

 

 

 

① 雨を楽しむ本

雨の日、雨が降っていること自体を楽しむことです。

雨の音・水たまり・散歩などを楽しむ作品があります。

 

 

オススメ絵本

「雨を楽しむ」オススメ絵本を紹介していきます。

 

 

『あめふりさんぽ』江頭路子

 

 

『あめがふるふる』田島征三

雨の日に留守番している兄妹が窓の外を見みています。ある日、カエルやカタツムリなどが現れて不思議な世界に迷い込みます。そこで、小さな動物たちを助ける冒険がはじまります。

雨を「不思議な世界へ入る入り口」としていて、現実と幻想をつなぐファンタジーのきっかけとなっています。

 

 

『あめぽったん』ひろかわさえこ

ぽったん、ぽったんと落ちる雨粒の様子や、生き物との関わりをリズミカルなことばで描いています。
雨を「音やリズムを楽しむ存在」として扱っていて、「ぽったん」などの音で、感覚的に雨を感じる事ができる本です。

 

 

『あめのひ』ユリー・シュルヴィッツ

雨が窓や屋根に降り、町や山、池へと広がっていきます。雨の中で遊ぶ子どもたちや自然の様子が描かれています。
雨を「生命を育てる恵み」の象徴としている本です。

 

 

『あめのひのえんそく』間瀬なおかた

遠足の日に雨が降りました。しかし、雨天決行。子どもたちが乗ったバスは目的地へ向かいます。しかけ絵本で、雨の日でも楽しい遠足が描かれています。
雨を「計画を変える出来事」として扱っていますが、同時に「別の楽しさを生む要素」なんだよと教えてくれるすてきな本です。

 

 

『あめのひのくまちゃん』高橋和枝

くまちゃんは、雨が降ると家の中で過ごします。雨のリズムに合わせるかのように、静かに時間は過ぎていきます。やさしい視点で描く、静かな日常の物語です。
雨を「静かな時間を生む環境」として、落ち着いた日常を描いた本です。

 

 

『どしゃぶり』おーなり由子・はたこうしろう

突然の激しい雨。子どもたちはどんな事を考えているでしょうか?子どもが感じる雨の音や景色、気持ちの変化を詩のようなことばで描かれた本です。
雨を「感情や感覚を引き出す存在」として描いています。

 

 

 

オススメ児童書

「雨を楽しむ」オススメ児童書を紹介していきます。

 

 

『雨の日は、いっしょに』大久保雨咲

ハルくんの黄色い傘が主人公。その傘が、様々な傘や人に出会いながら旅をします。いろいろな傘の世界にたどり着きますが、そこでハルくんが取った行動とは?
「自分の居場所」の大切さに気づく物語です。雨を「傘が活躍できる日」としています。雨によって物語が動き出す。まさに「冒険のきっかけ」です。

 

 

『長くつ下のピッピ』アストリッド・リンドグレーン(雨の日の遊びの場面)

世界一強くて自由な女の子ピッピが、友だちのトミーとアニカとともに、常識にとらわれない楽しい日々を過ごす物語です。
雨は、退屈な日ではなく「想像力の遊びの場」として描かれています。

 

 

『いやいやえん』(雨の日エピソード)中川李枝子

しげるは、とてもワガママ。子どもたちが通う幼稚園「いやいやえん」で様々な出来事を経験しながら成長していくお話です。
雨は「子どもの身体感覚や生活体験を描く装置」として描かれています。

 

 

『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット(雨のジャングル描写)

少年エルマーが、捕らえられた竜の子どもを助けるために、危険な「どうぶつ島」へ冒険に出る物語です。
雨は「自然のリアリティと冒険のスリルを強める」存在として描かれています。
大人気シリーズ『エルマーのぼうけん』!

 

 

 

『大きな森の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー(雨の日の暮らし)

19世紀アメリカの開拓地で暮らすローラ一家の生活を描く自伝的物語です。
雨は「自然と共に生きる生活のひとつ」として描いています。

 

 

『霧のむこうのふしぎな町』柏葉幸子

少女リナが霧の谷で迷い込み、不思議な町にたどり着く。そこで働きながら様々な人と出会い成長するファンタジー。

雨を現実と異世界の境界として表していて、異世界へ導く境界の象徴としています。

 

 

『つるばら村のパン屋さん』茂市久美子

自然豊かなつるばら村でパン屋を営む人々の暮らしと四季の出来事を描く温かい物語。

雨を、自然と共存する村の生活風景としてとらえ、村の四季や自然、人々の生活のリズムを美しく描いています。

 

 

 

② 雨の日の冒険の本

2つ目が「雨がきっかけで不思議な出来事が起こる」タイプの本です。雨が降ったから、いつも違うことが起こった、というものです。

 

オススメ絵本

雨の日の冒険が楽しい絵本を紹介します。

 

 

『あめがふるふる』田島征三

『あめがふるふる』では、雨の日に家で留守番をしていた兄妹が、雨の世界の不思議な生き物と出会い、幻想的な冒険をする物語です。
雨を、現実から異世界へつながる入口として扱っています。

 

 

『あめのもりのおくりもの』ふくざわゆみこ

森に降る雨の中で、動物たちが出会い、やさしさや思いやりを分かち合う心温まる物語。
雨を、自然そのもの、生き物同士のつながりとして、「優しい」ものとして捉えています。

 

 

『あめのひのおるすばん』岩崎京子

雨の日に一人で留守番をする子ども。不安や寂しさを感じながらも、自分なりに時間を過ごしていきます。
雨を、 内面(寂しさ・安心)を引き出す状況として扱っています。

 

 

『あめのひのピクニック』ガブリエル・バンサン

楽しみにしていたピクニックの日が雨になってしまうが、その中で新しい楽しみ方を見つけます。
雨を、予定の変化、新しい価値の発見として扱っています。

 

 

『かえるのほんや』やぎたみこ

かえるたちが営む本屋で、本を作ったり読んだりする様子が描かれるユーモラスな物語。
雨を、生き物が暮らしやすい環境として扱っています。

 

 

『おばけのてんぷら』せなけいこ

うさこがてんぷらを作っていると、おばけがやってきて騒動になるユーモラスな話。
雨を、外に出られない状況として捉え、室内世界を生む条件としています。

 

 

オススメ児童書

雨の日の冒険が楽しい絵本を紹介します。

 

『雨ふる本屋』日向理恵子

少女ルウ子が迷い込んだ森の中の不思議な本屋では、雨が本を生み出す材料となっている。物語と言葉をめぐるファンタジー。
雨を、物語の源の象徴として捉えています。

 

 

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』廣嶋玲子

悩みを抱えた人の前にだけ現れる不思議な駄菓子屋「銭天堂」。店主紅子が勧めるお菓子は願いを叶えるが、使い方を間違えると大変な結果になります。
今回は、「天晴れレモン」という話。食べた一日が晴れになる不思議なキャンディです。
雨を、運命的な出会いを呼び込むきっかけとしています。

 

 

『ドリトル先生航海記』ヒュー・ロフティング

『ドリトル先生航海記』では、物語の冒頭で主人公のトミー・スタビンズ少年が雨の中、ドリトル先生と出会うシーンが描かれています。 詳細な関連情報は以下の通りです。 雨の出会い: スタビンズ少年が雨の日にドリトル先生の屋敷へ向かい、先生とぶつかって出会うシーンは、物語の始まりとして印象的に描かれています。

動物と話せる医者ドリトル先生が仲間たちと船で世界を航海し、さまざまな国や島で冒険する物語。雨は、自然の力や冒険のスリルを強調する要素としています。

 

 

『オズの魔法使い』L・F・ボーム(嵐の始まり)

少女ドロシーは竜巻に家ごと巻き上げられ、オズの国へ飛ばされます。仲間とともにオズの魔法使いに会う旅をします。この世界で水(雨)は、西の悪い魔女にとって致命的な弱点です。ドロシーが火を消そうと魔女にかけた水により、魔女は「溶けて」消滅しました。このシーンは、純粋な優しさや善意が、邪悪な力にとって致命的になるというテーマを表しています。 としたことで、その魔女も倒している

雨の扱い

嵐(竜巻)から物語が始まる

自然現象が異世界への入口になる

→ 雨や嵐は 現実からファンタジー世界へ移る装置。

 

 

『床下の小人たち』メアリー・ノートン

人間の家の床下で、人間の物を少しずつ借りながら暮らす小人一家の物語。人間に見つかる危険と隣り合わせの生活が描かれます。
雨を、雨は 小さな世界の危機や不安を強める自然。

 

雨雨の

嵐や雨の音が小人たちの世界を揺らす

外の自然が小人の生活に影響する

→ 

 

『モモ』ミヒャエル・エンデ

 

不思議な力をもつ少女モモが、人々の時間を盗む「灰色の男たち」と戦い、人間の時間の大切さを取り戻す物語です。
雨を、想的な情景描写として扱っています。

 

 

『魔女の宅急便』角野栄子

『魔女の宅急便』の雨のシーンは、キキの順風満帆な出発から一転、厳しい現実に直面する転換点です。晴れ予報を信じて飛び立ったキキは土砂降りに見舞われ、列車内で雨宿りを余儀なくされます。このシーンでは、飛行の魔法が弱まる前兆や、大人の女性への成長(成長痛)が描かれています。 note note +3

13歳の魔女キキが修行のために町で暮らし、空飛ぶ宅急便を始めながら成長していく物語。

雨の扱い

雨の日の配達

うまくいかない日や気分の落ち込み

→ 雨は 成長の中の試練や気持ちの揺れを表す。

 

 

 

③ 雨で気持ちを描く本

3つ目が「雨」を使って「気持ち」を表すタイプの本です。

雨を「悲しい」「穏やか」「静か」など、本によって表す気持ちは様々です。雨=心の状態や静かな時間として表現しているものです。

 

 

オススメ絵本

雨で「気持ち」を表現している、オススメの絵本を紹介します。

 

 

『あめのひのホネホネさん』にしむらあつこ

 

郵便配達員のホネホネさんが、雨の日でも変わらず町の人たちに手紙を届けて回る物語です。この作品では、雨は「日常生活の中の出来事」として描かれています。

 

 

『あめのひのくまちゃん』高橋和枝

くまちゃんが雨の日に家で過ごす穏やかな一日。雨音や静かな時間が描かれています。
ここでは、雨は「落ち着いた生活の時間」として表現されています。

 

 

『おじさんのかさ』佐野洋子

大切な傘を濡らしたくないおじさんは、雨が降っても傘をさしません。ある日、子どもたちの歌をきっかけに、雨の中で傘をさす楽しさに気づくのです。
この本では、雨で「心の変化」を表しています。喜びの発見です。雨は、価値観の変化を生む出来事なのです。

 

 

 

オススメ児童書

雨で「気持ち」を表現している、オススメの児童書を紹介します。

 

 

『西の魔女が死んだ』梨木香歩

不登校になった少女まいが祖母(西の魔女)と過ごしながら、生き方や心の強さを学ぶ物語です。小説として有名ですが、昔、単行本としても出版されていました。本好きの子は、小学校高学年くらいから読んでいる子が多いです。
雨を「自然と共に暮らす時間の象徴」としています。

 

 

『小さなトロールと大きな洪水』トーベ・ヤンソン

ムーミンが母親とともに父親を探して旅に出ます。洪水や自然の中を進む冒険。
雨を、自然の脅威と冒険の始まりとしています。

 

 

『秘密の花園』フランシス・ホジソン・バーネット

孤独な少女メアリーが、閉ざされた庭園を再生しながら自分自身も成長していく物語。
雨を、「植物や生命を育ててくれる存在」として捉えています。

 

 

『星の王子さま』サン=テグジュペリ

砂漠に不時着した飛行士が、小さな星から来た王子と出会い、人生の大切なものを学ぶ物語り。
雨は少ないですが、涙や感情と重なる象徴的な水のイメージとなっています。
誰もが知っている有名作。しかし、読んだことがない人も多い作品です。この機会にぜひ読んでみてください。

 

 

『風の又三郎』宮沢賢治

烈しい雨と風の中で、転校生の三郎が初めて登場します。三郎は「風の又三郎」と呼ばれ、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、といった強い身体を持つ存在を想起させます。
雨を「風や嵐など自然の神秘」として表現しています。

 

 

『銀河鉄道の夜』宮沢賢治

少年ジョバンニが、銀河鉄道に乗って宇宙を旅する幻想的な物語。教科書に載っていた有名な本です。
この本では、雨を「夜空や自然の幻想的雰囲気」を醸し出すものとして表現しています。

 

 

『若草物語』ルイザ・メイ・オルコット

南北戦争時代のアメリカで暮らす四姉妹の成長物語です。
雨を「家庭生活の日常背景」として使っています。

 

 

『大草原の小さな町』ローラ・インガルス・ワイルダー

開拓地で暮らすローラ一家の日常と成長を描くシリーズの一作。

雨の扱いは「自然と共に生きる生活の一部」となっています。

 

 

 

 

まとめとして

今回は「雨」を扱った絵本&児童書を紹介しました。
雨がテーマの本には、いろいろな魅力があります。とにかく出版されている作品数が多い!

雨の日を楽しんだり、冒険をしたり、雨で気持ちを表現したり。作品によって「雨」の使われ方が全く異なるのです。もちろん、読む人によっても見え方は変わってくるのではないでしょうか?

また、絵本と児童書でも扱い方が違うのです。

・絵本   ⇒「感じる雨」
・児童文学 ⇒「意味をもつ雨」

そんな違いを考えながら読み比べてみても楽しさが倍増するはずです。

雨を扱った本は、きれいな絵が多いのが特徴です。雨の日には、ぜひ一冊の本を開いてみてください。きっと、いつもとは少し違う世界が見えてくるはずです。

よかったら参考にしてみてくださいね。